服からはじまる脱炭素ライフスタイル!令和6年度取組結果【実証実験レポート】
- alicehashiguchi3
- 6月30日
- 読了時間: 2分
更新日:8月8日

令和6年度は、市民生活に欠かせない衣料品や雑貨類の回収によるCO2削減効果や回収したモノの流れを見える化する実証実験「服からはじまる脱炭素ライフスタイル!」を実施しました(実施期間:令和6年11月1日~令和7年1月31日)。今回、多様な9つの企業・団体に参画していただくことで、市民の参加機会を増やし、脱炭素意識の醸成及び行動変容につなげることを目的に取組みました。

具体的には参画企業・団体の店舗や拠点に、衣料品と雑貨類の回収ボックスを設置し、市民から回収ボックス内に投函された衣料品等の総重量は、2,099.7㎏(内、衣類1506.8㎏ 雑貨592.9㎏)でした。回収後、株式会社ECOMMITが選別し、1,997.8㎏(内、衣類1479.8㎏ 雑貨518.0㎏)がリユース(国内外へ再流通)もしくはリサイクル(生地や別素材として再資源化)されました。

これらの取組みを通じて、環境負荷軽減効果として、単純焼却比※1で約81%、1,008.4㎏※2のCO2の排出を削減することができました。
※1:回収した衣料品を単純焼却した場合の総CO2排出量とリユースやリサイクルの工程において発生する総CO2排出量との比較です。
※2:雑貨を除く衣料品回収のみの効果です。これらの数値は株式会社ECOMMITが環境省などの排出原単位などを用いて試算したものであり、実際のCO2の排出量・削減量を保証するものではありません。

約3ヶ月間の実証実験でしたが、企業、商店街、大学、コミュニティ拠点との多様な連携と市民の行動変容を促すことにチャレンジすることができました。衣料品回収ボックス設置拠点の関係者からも「地域と新たな接点を持つ経験となり、多くの気づきを得られた」との声も寄せられています。
最後になりますが、令和7年3月末をもって横浜市との「循環経済等に資する魅力的な脱炭素ライフスタイル創出・浸透事業」が終了となりました。脱炭素ライフスタイルの実現に向けて、令和4年度から約3年間、市民や企業、NPOの方々と様々な実証実験やワークショップを行いました。新しい試みに対し、多くの皆様のご理解やご協力があったからこそ、事業を進めることができました。改めて感謝いたします。




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